唄と詩―●うたとうた●

空色バルーン

 

君のいつもの悪いクセ
髪揺らして足ぶみ 影ふみ
耳を澄ましたら聞こえた
鳥 飛行機の舞う音

 

手を伸ばす 遠い空まで

 

想いを吹き込んで飛ばした青い風船
空に溶けて 雲になって 雨を降らすよ
あの街にも 君ん家にも 足元の枯れた花にも
愁いの水を

 

 

僕のいつもの悪いクセ
髪揺らしてごまかし まやかし
口を閉ざしたら聞こえた
ぐらぐら揺らぐ雨音

 

目をそらす 遠い空まで

 

想いを吹き込んで飛ばした青い風船
空に溶けて 泡になって 消えてくのかな
あの街でも 君ん家の窓 そばで揺れてた花にも
気づかれないな

 

 

声飛ばす 遠い空まで

 

想いを吹き込んで飛ばした青い風船
空に溶けて 雲になって 雨を降らすよ
あの街にも 君ん家にも 足元の枯れた花にも…

 

2010